TCP

トリプル・クローズ・ポイント

ギャンは主にトレンド・トレーディングをしていた。高名なコースでは、タイムサイクル、プラネットシグナルなどを活用したトレードを紹介していたが、基本的には週足、月足ベースの長めのトレードをアニバーサリーデイトとともに利用していた。

ギャンは週足以上のサイクルを分析し、トレンドを決定した上で参入タイミングをアニバーサリーデイトで検討していたのである。

ギャンは株式コース、商品コースを作ったが、コースの値段は商品コースのほうが高く、またギャンも「商品の方がサイクルが有効であり、実物資産ならではの需給がわかりやすい」として好んでいた。感覚でもギャン理論はもっとも有効なのは商品ではないか、と考えている。実際90年代までの日本のそれなりにマーケットのあった商品には恐るべき的中率であった記憶がある。

さて、ギャンが全く短期トレードを分析していなかったわけではない。むしろ、晩年のスペシャルコースや遺稿は短期トレードに言及したものも多く、最も高名なのは「動きの早い惑星、水星がポイントだ」などと書き記している。幾つかの惑星チャートなどが残されており、それなりに面白いのだが、かなり複雑かつトレード手法としては分析しにくい。

ギャンは短期トレードにおいて、過去1日はもちろん、過去3日間のレンジ、とりわけ終値を重視していた。いろんな期間の終値の平均やレンジを試したようだが、最終的には過去3日間の終値の平均を当日の始値と比較する方法を「最も効果的である」と考えていたようだ。そこでギャンが日足とともに短期トレードの重要なシグナルとしていたのが、TCP(トリプル・クローズ・ポイント)であった。

計算式・トレードタイミング

過去3日間の終値の平均(TCP)、高値・安値の平均(THP,TLP)、平均TR(真のレンジ)を利用。

THP(トリプル・ハイ・ポイント)・TLP(トリプル・ロ-・ポイント)

買いの場合には、THPを超えてクローズすることが参入条件となり、売りの場合には、このTHPがそのままストップになる。そうした意味ではTHPは買いの買いシグナルを誘発し、売りのストップをつけるので、別名「アクティベーター」ともいわれる。ポジションを誘発する、ポジションを引き起こす、とでもいえばいいだろうか。

利食いは利益の出たOPEN。

逆のサインが出るか、3日続けて利益が出なかったから、翌日OPENで決済。

CLOSE(日中立会)時点で翌日のサインが算出されるため、夜間から参入する。

TCPトレンド転換

(過去三日間の終値平均)によるトレンド転換

トレンドの反対方向に3連続した場合に転換(2連続は不可)

TCP上昇=短期トレンドの上昇   

TCP下降=短期トレンドの下降

TCPの連続上昇=トレンドの上昇  

TCPの連続下降=トレンドの下降

レンジ相場=TCPが連続的な動きをしない

長期レンジ相場=TCPが一定レンジにとどまる

計算式解説


上記掲載内容はプレミアムMAX 金融レポートで連載した「新トレーディング手法解説バージョン(2012年9/17号~2018年1/30号)」から抜粋、テーマ別にわかりやすく編集しています。

計算式解説は、当社オリジナルの計算シート(エクセル)です。